水泳プールの水質基準
1.原水
原水は飲料水と同等が望ましい。井戸水を使用する場合はアンモニア性窒素や大腸菌を中止する。又鉄マンガンがを含む水はプールを変色することがあるので、除鉄装置が必要な場合がある。また、地下水は温度が低くまた発藻する場合もある。

2.プールの汚れと浄化方法
プールの汚れは、砂ホコリ、木の葉、藻、毛髪、皮膚、分泌物、排泄物、細菌、水着の汚れが主。これらの汚れを除去してプールを清浄に経済的に安価に保つには濾過による循環浄化法がベストある。これは24時間連続濾過しながら、懸濁物を除去した後、滅菌剤を注入して滅菌するものである。

3.水質基準
厚生省のプール水質基準
pH:5.8〜8.6 
濁度:3以下 
過マンガン酸カリ消費量:12ppm以下 
残留塩素:遊離残留塩素におりた0.4ppmまたは総残留塩素において、0.1ppm以上でなければならない。 
大腸菌群:資料100mlついて試験したとき、陽性は5を越えてはならない。

4.プール水の管理
責任者を決め、毎日の使用状況や試験項目を記録する管理誌及び現場用簡易測定器を常備しておく必要がある。

浄化装置の構成
1.集毛器(ヘアーキャッチャー)
プール内に持ち込まれる毛髪、繊維m耳栓、木の葉等の粗いゴミをポンプに入る前に取り除くために設けられる容器で、上部に蓋がつ付き定期的な点検の時蓋をあけて、バスケットを抜きだし、ゴミを清掃する。

2.ポンプ
濾過器の押し込みポンプとして循環装置の心臓部である。通常非自給型のポンプを使用するが、吸い込み位置が低い場合自給式のポンプを使用する場合がある。又材質は近年ステンレス製を使用する例も増加している。

3.濾過器
通常サンドフィルターが逆洗が容易なのでほとんどの濾過器はサンドフィルターを使用する場合が多い。又、当社の製品は樹脂製で軽量で、設置工事が楽で腐食の心配がない。近年は設置面積の少ない、バッグフィルターも多くなっている。バッグフィルターは故障が少なく、バッグを洗い再利用が容易である。濾過器の能力はプール全量を8時間で1循環する能力が最低として守られており、遊泳者によっては5〜4時間で1循環する場合もある。
循環水量の決定
プールの水量に対する24時間の水量比を、ターンオーバー比という
N=24C/V   C=1時間の循環水量m3/h V=プール水量m3  N=ターン数

標準ターン数
学校プール25m(小学校)3〜4
学校プール50m(大学)3〜5
市民プール(市、区、民間)4〜6
レジャープール(民間)6〜8
温水プール25m:5〜7
4.滅菌器
現在普及している形式は、定量注入ができるダイヤフラムポンプを主とした物が多い。次亜塩素酸ソーダ注入量は、気温、日射、水温、遊泳者数によって一定しないが、濾過量に対して注入量1.0〜5.0ppmの範囲で注入すれば、プールの残留塩素量は規定の0.4ppm以上を維持できる。残留塩素は1日に3回以上測定しながら管理しなければならない。
滅菌機-SCHP型 滅菌ポンプCHEM-FEED C1500N型
プールに容量に対する濾過器選定一覧表(6ターンにて選定)
プール容量 84m3 132m3 180m3 264m3 360m3 540m3
サンドフィルター KH-61 KH-76 KH-91 KH-76X2台 KH-91X2台 KH-91X3台
濾過器能力 14m3/h 22m3/H 30m3/H 44m3/h 60m3/h 90m3/h
バッグフィルター - BF750X1台 BF750X2台 BF750X3台 BF750X5台
濾過器能力 20m3/H 40m3/h 60m3/h 100m3/h
槽に対する濾過器選定一覧表(30分に1回にて選定)
浴槽容量 1.5m3 2.2m3 4.5m3 7m3 11m3 15m3 30m3
サンドフィルター KH-48 KH-61 KH-76 KH-91 KH-91X2台
濾過器能力 9m3/h 14m3/h 22m3/H 30m3/H 60m3/h
バッグフィルター BF500  BF750 BF750X2台
濾過器能力 15m3/h 20m3/h 40m3/h
*カートリッジはプリーツタイプを使用します。
プール水・公衆浴場・雑用水道の水洗便所用水
項目 プール水質基準 公衆浴場
(昭和38.10.23厚生省環発)
再利用水を原水とする雑
用水道の水洗便所用水の
暫定水質基準等の設定に
ついて
 (昭和56.4.3環計46)
厚生省
遊泳プール
水質基準
(平成4.7.1)
文部省
学校水泳プール
水質判定基準
(平成4.6.23)
原水,原湯,上り
湯及び上り用水
浴槽水
色度 5度以下 5度以下
水素イオン濃度
(pH値)
5.8〜8.6 5.8〜8.6 5.8〜8.6 5.8〜8.6
濁度 3度以下 3度以下 2度以下
過マンガン酸
カリウム消費量
12mg/L以下 12mg/L以下 10ppm以下 25ppm以下
遊離残留塩素 0.4〜1.0mg/L 0.4〜1.0mg/Lが
望ましい
二酸化塩素 0.1〜0.4mg/L
亜塩素酸 1.2mg/L以下      
大腸菌群 100mL中MPNが
5を越えない。
不検出 50mLに検出して
はならない
1mLにつき
1個以下
10個/mL以下
一般細菌数   1mL中
200コロニー以下
     
臭気 不快でないこと
外観 不快でないこと
備考 原水は飲料水基準に
適合することが望ま
しい。
    ●再利用水を原水とする
水洗便所用雑用水道
(1)衛生上問題がないこと
(2)利用上不快感を与えな
 いこと 
(3)施設構造上問題がない
 こと 
(4)施設の維持管理上支障
 がないこと
循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアルについて